設立の経緯

城南ブレインズは、1997年3月に東京都中小企業振興公社のグループ育成事業の一環として大田区内(一部他地域)の電子部品メーカーや機械加工メーカー等が結集して設立しました。
発足当初は共同受注を目的としてスタートしましたが、会員企業には独自の技術や固有のノウハウなどを有する”オンリーワン”的企業が多かったことから、会員の間で『共同受注では面白さが薄い』、『要素技術を持つ企業が多いのでグループ共同での製品開発は難しい』などの声があがり、目的を『各社のノウハウ、知識、情報などを提供しあう”ブレーン(頭脳)”として機能する』 組織に方向転換しました。

城南ブレインズ 定例会風景

城南ブレインズ工場視察風景

            

活動内容

活動は毎月1回(基本的に第二木曜日)に定例会を行い、技術のディスカッションを行っています。※定例会に2回連続して欠席をすると会員資格を失うシステムとなっています。

グループ全体で共通のテーマに取り組むのではなく、各社が各分野で事業を進める中でアイデアやノウハウを相互に補完し、その結果を顧客に売り込んでいく。
例えばある図面が持ち込まれると、その素材の選定、各種加工法、後処理等メンバーの持つあらゆるノウハウが提案され、顧客には単独企業が実施するよりも相当に膨らんだ提案が可能となる。

共同受注を行うこともあるが、主体はあくまで個別企業であり、受注した企業がグループ内に呼びかけてパートナーを募る。

知的所有権や各社の持つ技術、ノウハウなど知的資産を重視し、会員間で機密保持契約を結ぶほか、共同開発時など必要な都度、明確なルールつくりを行う。

会員企業は各々企業、大学、公的機関などにネットワークを持っているケースが多く、これを紹介しあうことにより、ネットワークを拡げ、相互に活用している。
出逢いの場として定例会にゲストを招待することも多い。
会をきっかけとした産学連携による共同研究や共同開発が生まれている。